広島担当講師 笹木純子です。
今日は指輪交換の際に意識していただきたいポイントについて解説いたします。
1.指先は揃える
結婚指輪交換の時、お相手が指輪をはめやすいようにしてあげようとの優しいお気持ちから、手のひらをパーっと開く方が
いらっしゃいます。でも、この優しさ、ここでは必要ありません!
指先を大きく開いた状態は、ドレス姿には不似合いです。
ホテルマンや客室乗務員の方を始めとしたサービス業の方が、手を前で組むことがありますね。
この時、指先が開いた状態で組んでいることを想像してみてください。
あまりしっかりした印象、きちんとした印象は持ちにくいと同時に、洗練された印象にもなりません。
指輪交換の時には、カメラマンがお二人の近くで撮影しています。
見えないだろうと思っても、案外見えているものですよ。
2.指輪は見えるように持つ
結婚指輪は、お相手の左手薬指に贈られますよね。その理由は、諸説あります。本当にたくさんありすぎますが
その中の一つにこんな言い伝えがあります。
はるかはるか昔のこと。まだ医学の研究などが全く進んでいなかったころのお話です。
左手の薬指に通る血管が、心臓に直接つながっており、最も心臓に近い指と信じられていたそうです。
そのため、左手の薬指に輪っかをはめることで、夫婦が繋がれた状態をカタチに表わしたのが結婚指輪の始まりという説があります。
この他にも諸説ありますが、少なくとも現在の日本のウェディングシーンにおいては右手に結婚指輪をはめるということはありません。
(海外には右手にはめる国もありますよ)
お相手の左手薬指に指輪を贈るときには、ご自身の右手にお相手の指輪を持ってはめて差し上げることとなります。
この時、指輪を上から持ってしまうと、自分の右手が邪魔をして、上のような写真を撮ったときに指輪が見えなくなってしまいます。
この画像にあるように、指輪は下側から持つようにすると、写真に指輪が写りますよ。
3.高さに注意する
新郎新婦様は、挙式&披露宴の当日、お二人で一緒に動かれることがほとんどです。
となると、お二人はほぼお隣で過ごすこととなり、カップルさんの身長差や体格差がよくわかります。
指輪交換のシーンもそのひとつ。
身長差があるお二人の場合は、指輪交換の時の手の高さに注意しましょう。
新郎様から花嫁様に指輪を贈られるとき、新郎様がご自身の身長に合わせて指輪交換をしてしまいやすくなります。
しかしこれでは、花嫁様の腕が上がりすぎてしまい、シルエットが美しくありません。
指輪交換の際には、花嫁様の肘からフラットな高さに合わせて行うと、交換がしやすいだけでなく、見た目にも美しいですよ。
いかがでしたか?
画像処理技術が進んだ今の時代においても、元々のデータが美しいことに越したことはありません。
ご自身がちょっと気を付けるだけで、手元に残るアルバムの仕上がりも変わってきます。
3つのポイント、ご参考になさってくださいね。