プロのノウハウ

2017-03-05
和装は和装でも「婚礼和装所作」は難しいのです②

ブライトブライズのサイトにようこそ!代表の島津です。

結婚式に“安心”“キレイ”をプラス!
新郎新婦さまが大満足の結婚式を挙げていただきたいとの想いで
本日も、日頃の経験からの気付きを元にお役立ち情報として
綴りますので、お付き合い宜しくお願いいたします。

和装所作は難しい!?
はい!正直、かなり難しいのではないかと思います。

先日の記事ではコチラ→「正しい立ち方」のアドバイスを綴りましたが
今回のテーマは「歩き方」です。
 
花嫁は衣裳の重みに耐えながら品よく歩くべし!
婚礼衣装(特に打掛)は、非常に重いです。
衣裳選びの際は、たいてい、普段着の上から、簡易的に作られたお下着を付け
その上から、打掛を羽織る程度だと思いますが
いざ、本番となりますと、打掛の下には、掛下、その上に幅広の帯がしっかり巻かれ
その時点で、ふぅ~となります(苦笑)
そしてそして、いよいよ、打掛が・・・
花嫁さまの両肩に、ずっしりと、まるでお布団(羽毛布団ではなく^^)のような
重量感たっぷりの打掛が、のせられるわけです。


着付けの際、美容師さんから、足を開いて、踏ん張って!と言われますが
和装小物(懐剣や筥迫、扇子など)を装着し終えたら
その時点から、立ち方、表情、振る舞いの全ては
花嫁仕様へと、ご自分でスイッチを切り替えましょうね。
 
花嫁は目の前に一本のラインを描いて歩く!
まずは「和装での立ち方」をしっかりマスターしてください。
しつこいようですが、動作の基本は…正しく立つこと。「姿勢と重心」が大事。
そこからの一歩、そして、二歩、三歩となるのです。

まずは、一歩目ですが、目の前に一本のライン(線)をイメージしてください。
それを、つま先部分から着地(踏む)するように出します。
大きな一歩ではなく、あくまでも、小股で大丈夫です。
次に、逆のお草履のつま先をまた、ライン上に着地させる。
この繰り返しです。
音で表現すると…「すっ、すっ、すっ」という感じで
「パタ、パタ、パタ」とはならないように、すこーし、すり足気味が正解です。

「新郎さまへ警告」ゆっくりゆっくり歩いてあげて!
 
花嫁さまがパタパタ歩きになる一番の原因は、新郎さまに着いて行こうとするため
これは、ご移動のなさる時などに、とても感じます。
新郎さまは一歩づつではなく、半歩づつ進むこと
是非一度やってみてください。結構、難しいことです。

日々の日常の中で、私たちは、どちらかと言えば、速く目的地に行きたくて
早足で歩くことが得意になってしまっています。
それが癖となり、結婚式当日にも出てしまうのです。

結婚式は、非日常です。衣装も非日常ですから
その振る舞いも、日常を忘れ、優雅に…とか、ゆったりと…とか
それを楽しんでいただきたいものですね。

特に「和装」をお召しになるカップルさまは、これを覚えていてくださいね。

<おまけ画像>
こちらプロのモデルさんのパフォーマンスです。
かなり、男前なウォーキングです。真似しないでね^^

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