プロのノウハウ

2019-06-06
『講師は見た!結婚式で実際に起こった5つの残念なこと』 衣裳編

私たち花嫁レッスン講師には、現役司会者、フリープランナー、介添えスタッフ(アテンド)など、挙式、披露宴の現場に深~く携わっている人たちがたくさんいます。

今回は、『講師は見た!結婚式に実際起こった5つの残念なこと』と題して、花嫁レッスン講師たちが自らの目で実際に見てしまった残念な出来事についてお伝えします。

今回は、ご婚礼衣裳に関して実際に起こった5つの残念なことをご紹介します。

 

(1)ドレスさばきが不自然

ウェディングドレスは、モデルでもない限り、初めてお召しになる方がほとんどです。
「友人もなんとなく歩けていたから、自分もきっと大丈夫。」
そう思っていらっしゃいませんか?
バージンロードでつまづいてこけた。椅子に座れず、みんなの前で尻もち…。
講師たち、結構その現場に遭遇しています。
要因は様々ですが、一番大きな要因は、ドレスに慣れていないこと。ぶっつけ本番、で歩かれる方が多いのです。
前撮りのタイミングなどを利用して、【ドレスで歩く】ということだけに集中して、【ドレスで歩くための練習】をしておくことをおススメいたします。

 

(2)バストが露出しすぎ

ウェディングドレスのデザインは、普段お召しになる衣裳と比べればどれも露出度高めです。
だからこそなのでしょうか。露出度の高いドレスを着る自分に慣れてきたからなのか、選んだドレスのデコルテデザインが、思いのほか自分には開きが広すぎた…
ということがあります。
そして一度気になりだしてしまうと、ずっと気になってしまうのでしょう。花嫁様自身が何度もたくし上げられるので、ゲストも余計にそこに目が行ってしまう、ということがありました。
結婚式当日はお辞儀やご挨拶周りをする事も多いです。必要以上にセクシーさが目立ってしまうのも考えもの。
また、結婚式前には痩せる花嫁様が多いです。衣裳選びから当日までに想定される体形の変化も考慮しながらデザインを選ぶことも大切です。

 

(3)ドレスが重すぎて疲れた花嫁

その花嫁様が選んだのは、ショップで一目惚れして決めたというカラードレス。とてもボリュームがあり、プリンセス感を演出するには十分すぎるほどのドレスでした。
しかしその分、ドレスの重量は相当なもの。試着の時はさほど気にならなかったそうですが、当日はあまりの重さに疲れてしまい…。
結局、披露宴おひらき後の送賓時、椅子に腰掛けてお見送りする始末…。その表情からは、かなりの疲労感がうかがえました。
ドレス選びのときにも、可能な限り動いたり、歩いたりしてみることをおススメします。

 

(4)花魁(おいらん)スタイル

和装を選ばれる花嫁様の中に、花魁風の着付けを希望される花嫁様をたまにお見受けします。
花魁って、カッコいいんですよね。インスタ映えもします(笑)
しかし、花魁の意味を知っていますか?
花魁は遊女、つまり娼婦なのです。
また、花魁の帯結び 前結びには
・一夜妻(娼婦ですから、一夜限りの… という意味があります)
・家事は一切しない(私の身の回りのことは他の人にしてもらいます、の意味)
といった意味があります。
そうしたことを知っていて、それでも花魁風のスタイリングを希望されるのならば、それは相当なファッショニスタなのだと思いますが、お相手のご家族やゲストのお気持ちを考えると、結婚式には向きません。
どうしてもしたい、という方は、せめて前撮りだけで楽しまれることをおススメいたします。

 

(5)新郎衣裳が友人ゲストとかぶってしまった

最近はカジュアルウェディングも増えて参りました。それと同時に増えてきたのが、新郎新婦衣裳のカジュアル化。デニムでのウェディングなんていうのも珍しくなくなってきましたね。この場合は、「デニム」というのがひとつのウェディングコンセプトになっているからいいですが、オシャレスーツを婚礼衣裳にしようとしている新郎様の場合は要注意です。
ゲストの中にもオシャレに気遣って列席くださる方がおいでになりますが、その方と衣裳丸かぶり、となってしまった新郎様がいらしたのです。
なるべく予算をかけずに、というのは良いですが、小物などをうまくアレンジして、ウェディングらしいコーディネートを完成させましょう。
ご自前スーツを活用しようと思っている方は、プロのスタイリストにご相談することをおススメいたします。

 

いかがでしたか?あなたのウェディングパーティーでは、同じようなことが起こりませんように。

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