結婚式では、写真もビデオも、あちらこちらからたくさん撮影されます。
言ってみれば、「ハイ、チーズ!!」という掛け声も無しに、自分の知らないところで隠し撮りをされているようなものです。
でも、決めポーズをしていない写真の中にも、
「あ!この写真、素敵(または 好き)!」
と思えるカットが見つかることもあるものです。
そんなお気に入りの写真を増やすテクニックがあるとすれば、知りたくありませんか?
今日は、お二人で一緒に腕を組んで歩くシーンで素敵なショットが増えるコツをお話しします。
↓ こちらの写真は、花嫁レッスンの一コマ。
挙式退場のとき、お二人の目線が合うようにするためのコツをご指導しているところです。
実はお二人で一緒に歩く様子を撮影するとき、お互いが別方向を向いているものよりも、お顔を見合わせる、または同じ方向を向いている写真の方が、仲良し夫婦に見えます。
とても些細なことですが、比較してみるとよくわかります。
分かりやすい例を出してみましょう。
ここに、英王室 チャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚式の写真を並べてみます。
左側の、二人が別方向を向いている写真。これは、お互いに心ここにあらず、といった様子に見えます。気もそぞろ、とでも言いましょうか。
でもSNSなどで一般の方の結婚式退場シーンのカットを見てみると、案外この写真のように、二人が別方向を向いて退場している方が多いのが実情です。
祝ってくれているゲストが一緒に写っている。なおかつ主役のお二人が笑顔であれば問題ないのですが、上の写真のような硬い表情であったり、周りのゲストが写りこんでいなかったりすると、上の参考写真のように、「幸せそう」とは程遠いボツ写真となってしまいます。
では中央の、同じ方向を向いている写真。チャールズ皇太子の表情が今ひとつですが、左側の写真と比較すると、二人の息が合っているように見えます。
更には右側のお二人が、一番仲睦まじく見えます。今にもお互いの会話が聞こえてきそうです。お二人の表情が笑顔のところもいいですね。
(のちに2人の間に起こることなんて、とても想像できないショットですね 🙄 )
こちらのお二人は、誰もが憧れる素敵なご夫婦
天皇皇后両陛下です。日本中のみならず、世界の多くの人々が「こんな夫婦になりたい」と憧れる夫婦の代表といっても過言ではないでしょう。
両陛下のお写真は、ほとんどいつ、どのお写真を拝見しても、このような感じで同じ方向を向いていらっしゃるか、お顔を見合わせていらっしゃるものが多いです。
それには理由があります。
お二人が並んで歩かれるとき、皇后さまはいつも陛下の半歩から一歩後ろを歩かれており、陛下がご挨拶をなさる方向と同じ方角をご覧になっています。
一方の陛下もまた、皇后さまをさりげなくエスコート。腕をかけられるように肘を曲げていらっしゃいます。
お互いを常に思い合う姿勢が、一瞬を切り取った写真からも感じ取れるものなのですね。
両陛下のような素敵なワンカットを残すことができるのは、ちょっとした心がけひとつ。
花嫁レッスンでは、こんなこともご指導しております。
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広島担当講師 笹木純子でした
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